御戸開天満天神像
(みとびらきてんまんてんじんぞう)

御戸開天満天神像

逆谷(さかしだに)地区の日吉(ひよし)神社には、以前から「直江兼続公が奉納した御神像が神社の宝物としてある」という言い伝えがありましたが、長らく詳細不明でした。そこで平成20年5月、日吉神社の宮司が御神宝庫を開扉し調べたところ、言い伝えどおり高さ約30cm、彩色の「天神像」といわれを書いた高札が発見されました。
戦国時代、軍神と恐れられた上杉謙信公は神社隣りの寛益寺を祈願寺としており、家臣であり与板城主だった直江兼続公も、戦勝祈願に寛益寺やその鎮護の日吉神社へ参拝したといわれています。
兼続公は「学問詩歌の達者、才智武道兼ねたる兵なり」といわれたごとく、文武両道に通じた戦国武将として知られており、「天神像」(学問の神様=菅原道真公の像)を奉納したものと思われます。

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