木造親鸞聖人坐像
(もくぞうしんらんしょうにんざぞう)

西照寺・木造親鸞聖人坐像

 材木寄木造り、布張り漆地、彩色仕上げの像、高さ81.8cm、僧衣の上に袈裟をつけ、 襟元に帽子という布を巻いて、がっしりした体つき、気骨ただよう風ぼう、手堅い衣文の彫りなど傑出した作で、親鸞没後間もない鎌倉時代の作です。
 この像は親鸞が越後流罪の後、関東在住の頃、弟子の西念坊に与えられたもので、西念坊はその後、関東野田(現在の千葉県)に長命寺を建立、西照寺はその長命寺から分寺し慶長七年(1602年)に越後に移りました。親鸞聖人像は、その後寛保三年(1743年)に安置され今日に及んでいます。
 親鸞聖人坐像をご覧になりたい場合は、必ず事前に西照寺(Tel:0258-42-2719)へご確認ください。

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