根立遺跡のクルミの木
(ねだちいせきのくるみのき)

根立遺跡のクルミの木

 根立遺跡は泥炭層遺跡としては県内でも数少ない遺跡の一つで、昭和47年の発掘調査の際、 黒川の堤防より4m以上の深さから、縄文後期(約三千五百年前)の生活痕跡と多くの遺物が発見されました。
 その中に、当時の食物物資とみなされる300点ほどのトチの実の皮やクルミの実があり、 試みにその実を畑に蒔いたところクルミの実から13本が発芽し、それを移植したのがこの木です。
 悠久の時を越え、縄文の息吹を現代に伝えています。

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